①40歳女子主張の5級高次脳機能障害、同脳脊髄液減少症、7級胸郭出口症候群の発症を否認し、14級神経症状と認定した ②交差点でのA自転車と被告自転車の衝突は一時停止義務違反等の被告自転車の過失は重大としてAの過失を5%と認定し、1級遷延性意識障害の後遺障害慰謝料等は計3,700万円認めた ③深夜の高速道路で前方第1車線追突事故の自動二輪車を認めたが、第2車線を130㌔㍍で走行し轢過のY乗用車に共同不法行為責任を認定した ④頭部等を打ったとは認められず事故による衝撃も大きくない等から追突された42歳男子の中心性頸髄損傷を否認し自賠責同様14級認定した ⑤自動二輪車に追突された軽乗用車運転の42歳男子の後遺障害を併合12級、同乗者妻は14級認定し、各40%の素因減額を適用した ⑥追突された58歳男子に右肩腱板断裂等の後遺障害を10級認定し、4年半前の事故の症状等から50%の素因減額を適用した ⑦自転車搭乗中に普通貨物車に出合頭衝突され脳挫傷等を負った12歳男子中学生の後遺障害を12級認定し10年間14%の労働能力喪失等で逸失利益を認め、自転車に50%の過失相殺を適用した ⑧26歳女子介護職勤務の半月板損傷による自賠責12級後遺障害は軽微、若年等から10年間の労働能力喪失を認めた ⑨対向から転回するコンクリートミキサー車と衝突の原告車は転回車の右側を通過しようとした等で2割の過失を認めた ⑩走行中落下物を発見し減速して追突されたX乗用車の過失を20%と認めた ⑪初度登録18年のランドクルーザーの時価額を数社販売店の査定額等から90万円以上と認定した ⑫空き巣被害後に月極駐車場から車両が持ち去られ湖に水没して発見されたとの主張に対して、盗難があったとは認められないとして請求を棄却した ⑬17万円で落札シーマに300万円の車両入替契約の約4ヶ月後に盗難は原告供述採用できず保険事故の発生認められないと請求を棄却した ⑭被保険車両フェラーリで走行中に小動物を避けて対向車線でZ軽貨物車との衝突は説明のつかない事故態様等から原告の故意を認定し、Zと共謀し事故を作出したと車両保険金等の請求を棄却した ⑮事故直後から立ち会う警官が疑念を抱いていない等、携帯履歴の開示はないがXとYの共謀を否認した