• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2037 2019.5.9

①21歳女子労災認定の脳脊髄液漏出症は画像所見には合理的疑いが残り典型的な起立性頭痛は認められない等から否認した ②9歳女子主張のPTSDは事故の再体験に当たる状況は見当たらないと診断基準のB基準(再体験)に該当するとはいい難いと発症を否認した ③追突された外国籍54歳男子が自国で治療を受けた際の帰国渡航費、伝統医学療法等の治療費を有効性・相当性が定かでない等から事故との因果関係を否認した ④約6年前の事故で腰椎椎間板ヘルニアに罹患する女子原告の本件追突事故で2割の素因減額を適用した ⑤乗車中のタクシーが急停止した際に受傷した53歳女子はシートベルトの有用性を認識していたと2割の過失を認定した ⑥軽微追突で医師が整骨院への通院の必要性を認めなかった等から整骨院施術費を否認した ⑦左カーブ地点で低速走行の被告乗用車を左側から追い抜こうとして接触した原告自動二輪車に2割の過失を認めた ⑧30㍍先の一時停止道路から進入する被告乗用車を発見して急制動、非接触・転倒した優先道路進行原告自動二輪車に2割の過失を認定した ⑨合図と同時に左折の被告乗用車に衝突した後続原告自動二輪車の過失を1割と認めた ⑩乗用車を運転中、看板落下による急ブレーキでの受傷は異常所見なく共済事故の発生は認められないと受傷を否認し請求を棄却した ⑪215万円で購入のX車両を車両保険金額600万円に増額後に友人Yによる自損事故はXがYと共謀して故意に発生させたと保険金請求を棄却した ⑫保険契約者の知人Y車両にZ車両が追突され水路に転落水没による損傷はZ、Yが共謀して事故を作出したとYの故意を認定して保険金請求を棄却した

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