• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2025 2018.11.8

①8歳男子の高次脳機能障害の程度は深刻なものと自賠責同様2級1号認定し将来介護費用を日額9,000円で認めた ②追突された40歳男子主張の7級高次脳機能障害を否認、同左上下肢不全麻痺は詐病とし、通院期間は118日間と認定して既払金で填補済みと請求を棄却した ③38歳男子主張の高次脳機能障害は事故後の意識障害みられず認知障害等の症状も明らかではない等から脳挫傷を負ったとは認められず発症を否認した ④30歳男子の供述は被害を誇張し過大に訴え信用性を大きく損なう等からも第1事故から第3事故のいずれの後遺障害も残存を否認した ⑤ドリフト走行から暴走乗用車が集団登校中の小学生Xらの列に衝突し、非接触のX、Vに非器質性精神障害の発症を認めた ⑥胸郭出口症候群の発症は原告の事故後の通院中の就労等による行動から発症した疑いが強いとして事故との因果関係を否認した ⑦片側1車線道路を歩行横断中にY乗用車に衝突され転倒している78歳女子原告に衝突したW乗用車の共同不法行為責任を否認し、原告の過失を25%と認定した ⑧車線変更してきた被告乗用車と原告乗用車の接触は方向指示器を出さずに車線変更をしようとしていた被告車の注視を怠った原告車に5%の過失を認めた ⑨車検後の走行中のタイヤ脱輪事故で車検を行った被告会社の債務不履行、被害車に対する不法行為責任をいずれも否認した ⑩特約付き傷害保険金請求で原告の自賠責9級10号認定既存障害の不存在立証責任は甲損保側にあるとし家族等の証言から既存障害を14級認定して保険金支払いを認容した ⑪暴力団に属するAがBに名義貸しを依頼して契約した本件自動車保険契約は約款の解除事由に該当すると保険金請求を棄却した ⑫X所有建物の地震による損傷を半損とする保険金請求は主要構造の損害が時価の20%以上とはいえないとして一部損と認定した ⑬ストーブの給油ホースが壁側コックから外れて灯油漏出による商品等の汚損損害の発生は原告らが意思を通じて故意に招致したと請求を棄却した

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