• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1967 2016.6.9

①追突された27歳男子の右上腕RSD等併合7級後遺障害主張は真偽にも疑問がある等から否認し14級9号認定した ②事故前から非定型精神障害診断の58歳男子1級主張高次脳機能障害は重篤な意識障害なく外傷性後健忘も見られない等から発症を否認し、後遺障害の残存も認められないとした ③14級後遺障害残存を主張する女子は事故後12日間受診していない等から事故と受傷との因果関係を否認して請求を棄却した ④自賠責5級高次脳機能障害を残す33歳男子運送業務従事者の基礎収入を事故前3年間の平均年収で認め休業損害等を認定した ⑤46歳男子の二輪車転倒・衝突事故は生命に関わる重大な事故と外傷後ストレス障害を認め5年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した ⑥脳脊髄液漏出症を発症したとする41歳男子は診断基準等の起立性頭痛認められない等から発症を否認した ⑦30歳男子の自賠責10級認定された左肩関節機能障害を否認し、疼痛等の12級13号認定した ⑧A原付自転車の赤進入認め、黄進入の被告乗用車は制限速度内でも衝突回避は困難として、被告の過失を否認した ⑨昼間の変形交差点での出会い頭衝突は、赤進入の原告原付自転車と衝突した被告に注意義務違反はないと請求を棄却した ⑩路外進出の普通貨物車との衝突で、通行許可のない歩道進行中の40歳女子自転車に15%の過失を適用した ⑪傘差し片手運転の対向自転車に衝突された原告歩行者に10%の過失を適用した ⑫30㍍前方で第1車線から転回する被告乗用車を認識した第2車線走行の原告普通貨物車の過失を2割と認めた ⑬ランドクルーザー損傷でベンツの代車料を否認し、初度登録4年余の評価損を否認した ⑭ベンツのイモビライザーの鍵複製には専門業者でも4、5時間かかる等から、盗難の事実を否認し、請求を棄却した ⑮本件人身傷害補償特約の計算条項によれば「保険金請求権者の権利を害さない範囲」に限定解釈をする必要性はないとし甲損保は過失割合相当額の保険金支払義務を負わないとした

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