• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2023 2018.10.11

①追突された23歳男子主張の脳脊髄液減少症及び胸郭出口症候群等を否認し非器質性精神障害の12級後遺障害を認定した ②29歳男子3級主張の中心性頸髄損傷及び高次脳機能障害を否認し自賠責同様14級後遺障害を認定した ③40歳男子主張の高次脳機能障害は事故後の頭痛や意識障害の訴えなく各症状は既往症のうつ病に起因すると本件事故との因果関係を否認した ④腰椎圧迫骨折から自賠責11級認定の31歳男子は実況見分に立会い後自転車で帰宅から腰椎圧迫骨折を否認し14級認定した ⑤自賠責9級外貌醜状同11級脊柱変形等の併合8級後遺障害を残す事故後減収のない59歳男子会社員の後遺障害逸失利益を12年間20%の労働能力喪失で認めた ⑥モデルを志望する17歳女子主張の14級5号下肢瘢痕を否認し、組織隆起の残存から慰謝料20万円を認めた ⑦40歳代男子の左肩腱板損傷等による可動域制限を自賠責同様併合12級認定し1年3ヶ月前からの左肩痛等で通院等から20%の素因減額を適用した ⑧41歳男子調理師の自賠責12級6号左肩関節機能障害の逸失利益を67歳まで10%の労働能力喪失で認めた ⑨追突された同乗者Xの右膝半月板損傷は事故6日後に受診等から本件事故との因果関係を否認、同Vの整骨院施術費も必要性・有効性が認められないと否認した ⑩49歳男子原告の経営する整骨院通院は3日に1回程度で必要性・相当性を認め施術の範囲や内容等の判断は極めて困難と原告主張の施術費の3割を認定した ⑪衝突まで気付かなかった無灯火対向被告自転車に対し、路側帯歩行の原告の過失を否認した ⑫約2年間に8回の保険事故の発生は通常考えられず事故履歴自体が極めて不自然であり、合理的疑いが残る等からもいずれの保険金請求も棄却した ⑬土場から車両盗難による保険金請求はダンプや重機を残し古い本件車両のみが盗難は不自然等から保険事故の外形的事実の立証がないと請求を棄却した

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