• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2012 2018.4.26

①27歳男子併合5級主張の高次脳機能障害は意識障害なく画像所見の異常も認められないと否認し、非器質的精神障害も症状の訴えないと否認した ②女子主張の脳脊髄液減少症の発症は起立性頭痛及び画像所見認められず6回のブラッドパッチによる効果も認められないと発症を否認した ③自賠責12級認定の外貌醜状は人目に付く程度のものとまではいえないと否認して下口唇のしびれから14級後遺障害を認定した ④労災併合11級認定を受ける36歳男子の膝関節機能障害を可動域制限等から否認し、頸椎・胸腰部等神経症状の14級9号認定した ⑤7年半前の別件事故で併合14級認定を受ける35歳男子の本件事故による後遺障害を併合14級と認定した ⑥高速道路で渋滞停車中に玉突き追突された44歳男子主張の5日後発症した網膜剥離を否認し後遺障害の残存も否認した ⑦ライトで被告車の接近に気付いた等で左後方から衝突された青信号横断中の原告歩行者に5%の過失を認めた ⑧交差点直進中に右方の渋滞車両間を右折してきた被告乗用車と衝突した原告自動二輪車の過失を10%と認めた ⑨中央線を越える被告普通貨物車との正面衝突も回避が可能だったと中央線寄り走行の原告乗用車に20%の過失を認めた ⑩交差点で左折被告乗用車を左後方から追い越し接触した原告自動二輪車に35%の過失を認めた ⑪歩道上の標識に接触後、車道に転倒した原告自転車に衝突の被告大型貨物車には過失はないと請求を棄却した ⑫ウインカーを出さずに駐車場へ左折進出した被告乗用車の100%過失を認め原告自転車の過失を否認した ⑬併合8級を残す67歳女子の治療中の示談はその後の後遺障害による損害を放棄したとはいえないと賠償請求を認めた ⑭駐車場内での軽微接触は多数の事故歴を有する原告らの故意行為を認め被告の不法行為責任を否認した

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