• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2011 2018.4.12

①9歳男子の高次脳機能障害は認知障害、行動障害、人格変化は深刻と自賠責同様3級認定し日額4,000円で将来付添介護費を認めた ②症状固定時38歳女子5級主張の高次脳機能障害は意識障害認められず1人で生活し再就職の意欲からも相応の能力を有していたと否認した ③53歳男子9級主張の脳脊髄液減少症は起立性頭痛認められずブラッドパッチも症状の改善ない等から否認し、頸椎捻挫等の14級9号を認定した ④31歳女子外国籍大学院生の12級7号後遺障害逸失利益をセンサス大卒女子平均賃金の2分1を基礎収入に67歳まで14%の労働能力喪失で認めた ⑤40歳男子の12級右肩関節唇損傷はラケットボールの全国大会に出場している等から否認し自賠責同様併合14級後遺障害を認定した ⑥追突された65歳女子の頸椎椎間板ヘルニアは事故を契機に症状が発現したとして自賠責同様14級9号認定した ⑦被告自転車に出合頭衝突された高齢女子の7級主張後遺障害の残存を否認、原告自転車の過失を20%と認定した ⑧原告車後部と被告車前部の衝突は被告供述の信用性が高いことから原告車の逆突と認定し原告の全部過失を認めた ⑨丁字路手前で減速の原告車を左側から追い抜き、前方に停止して接触は被告の危険な運転が許されないと被告の全部過失を認めた ⑩横断歩道を歩行横断中に被告乗用車に衝突され死亡した9歳男子の死亡慰謝料を2,400万円認め、両親各300万円、2人の兄に各150万円の固有慰謝料を認定した ⑪X原付自転車右ミラーと追い越しY乗用車左ドアミラー接触による受傷はXの供述不自然で接触も軽微等から受傷を否認し請求を棄却した ⑫落書き傷を付けるにはX主張の駐車場所は不自然で第三者の犯行とは考え難く、頻度の異様に高い保険金請求歴等からもXの故意を認定した ⑬母親所有建物の火災はホットプレートに細工をして発生させたXの故意放火と認定し生計を一にする親族等から共済金請求を棄却した

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