• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1965 2016.5.12

①胸髄損傷等から1級1号後遺障害を残し復職している30歳男子会社員の労働能力喪失率を85%と認定した ②自賠責9級高次脳機能障害を受傷し、うつ症状発症の65歳女子の自殺との因果関係を認め、寄与度減額50%を適用した ③28歳男子主張の3級高次脳機能障害又は9級非器質的精神障害は意識障害及び頭部外傷を示唆する画像所見認められず、既往のうつ病治療の薬剤作用と区別困難等から否認した ④48歳男子の7級脊髄損傷、12級左肩関節機能障害等併合6級後遺障害の主張は脊髄損傷を裏付ける所見認められず行動調査の結果等からも否認し14級認定した ⑤追突された35歳男子主張の3級脳脊髄液減少症は画像所見等客観的な医学所見ない等から発症を否認し14級9号認定した ⑥追突された44歳女子のCRPS等を否認し14級認定して、20%の素因減額を適用した ⑦38歳女子の三叉神経の強い疼痛は25年間5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた ⑧進路変更禁止区域での大型トレーラー横転の危険予見、回避可能性のない押し潰されたA車に過失はないと認定した ⑨逆走してきたZ車を避けて転倒した自動二輪車に10%の過失を適用した ⑩被告タクシー運転者の単独事故は事故直前にくも膜下出血等により意識を喪失し、責任弁識能力を欠いていたと無責を認定した ⑪ガソリンスタンド内で給油後停止中に原付自転車に追突された43歳男子の頸椎捻挫等の治療期間は3ヶ月と認定し、後遺障害の残存を否認した ⑫45歳男子の歯牙はいずれもう蝕が進行として歯牙破折と事故との因果関係を否認した ⑬弁護士費用特約に基づく保険金請求で甲損保が原告が委任弁護士と合意した着手金等を保険金の対象として同意しないことが不合理とはいえないと請求を棄却した ⑭訪問介護サービスを受けるXの火傷損害は、こたつ上に電話子機が置かれ、本人が連絡できる状態にあった等、Yヘルパーの安全配慮義務・救護義務違反を否認し請求を棄却した

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