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  • 著者吉田隆之
  • 出版社水曜社
  • ISBN9784880654720
  • 発行2019年10月

芸術祭と地域づくり / “ 祭り” の受容から自発・協働による固有資源化へ

緊急加筆!「表現の不自由展・その後」の「その後」を収載
 全国各地で開催されている芸術祭。現代アートをテーマに1 億円以上の規模の芸術祭に限っても、ここ3年で12を数える。
芸術祭による地域活性化に関心が高まるが、果たして芸術祭は地域づくりにつながるのだろうか。アートが地域活性化に奉仕していないとの批判もある一方、地域がアートに利用されているとの声も現場では少なくない。だからこそ、アートが地域や住民に与える影響を学術的・客観的に探究することが求められている。
 本書では「あいちトリエンナーレ」(名古屋市等)、「大地の芸術祭」(新潟県十日町市・津南町)など7ヶ所で開催された芸術祭を定性的手法により効果を分析、具体的プロセスを究明し仮説を提示する。
 芸術祭やアートプロジェクトについて、実施するのが精一杯で通史的、網羅的な記録がつくられることが容易でないなかで、他に例がない第三者による貴重な記録・分析となる関係者必読書。

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