①追突された35歳女子には厚労省研究班報告書基準から脳脊髄液減少症を否認、約2年後症状固定12級13号を認定、以降の症状は心因性として否認した ②大腿骨骨幹部偽関節の手術は絶対的ではないと手術しない36歳男子に8級9号認定67歳まで45%の労働能力喪失を認めた ③3級線維筋痛症主張の30歳女子は出廷困難もステーキ店では介助なしで移動等痛みは虚偽として後遺障害残存を否認した ④平成8年大学4年男子に発生の器質的脳損傷は7級を超えないとして原告の請求を棄却した ⑤売上げは次第に減少傾向等から60歳男子プレス加工自営業者の過去3年平均を否認、前年分申告額を基礎収入と認定した ⑥肋骨骨折伴う衝撃が加齢による変性を超えない脊髄管変性に影響し12級後遺障害を発症したとして素因減額を否認した ⑦時速60㌔㍍制限自動車専用道路を時速100㌔㍍走行の自動二輪車が急制動・転倒・衝突は転回禁止を方向転換中の乗用車の7割過失と認めた ⑧交差点横断歩道で自動二輪車と衝突の横断自転車の安全確認に「著しい過失」として50%の過失相殺を適用した ⑨高速道路の合流地点付近での追突類型に近いが走行車線進入に加速不足の過失があったX車に1割の過失を認めた ⑩鼈甲眼鏡の破片すら確認されていない、腕時計が腕から抜け落ちあり得ないと各150万円の請求を否認した ⑪父親所有、母親運転、1歳児受傷でチャイルドシート不使用の過失は事故発生との因果関係なく同乗車両への自賠法16条請求は理由がないと判決した ⑫購入・契約2ヶ月後の中古ベンツの海中転落事故を携帯に登録する警察署に自ら連絡等から転落はXの故意として請求棄却した ⑬被保険車両フェラーリの借主は元X社の取締役Bがインターネット検索で借受けたとの虚偽申述等からXの請求を棄却した ⑭駐車場への雨水浸水はY施設者が安全性を欠いた落ち葉管理に瑕疵と認定し、普段からの気配りで50%の過失相殺を適用した ⑮利用客少ない時間帯の線路内の死亡事故で鉄道事業者の責任を否認、薬を服用中の飲酒を注意されていたAに5割の過失責任を認めた ⑯84歳男子要介護2認定の施設内転倒には合意の体制の元での判断から安全配慮義務違反はないと施設への請求を棄却した