①32歳男子主張の2級高次脳機能障害は事故後の意識障害、画像所見ない等から外傷性脳損傷を認めることは困難として事故との因果関係を否認した ②軽乗用車との出合頭衝突で労災3級3号認定もブラックバス釣りで複数回入賞等からも自賠責同様14級9号認定した ③約8年3ヶ月入通院する女子歯科助手の脳脊髄液減少症は事故から1週間後も頭痛なく各診断基準からも否認し2年で症状固定したと認定した ④30代女子の低髄液圧症候群の発症は継続的起立性頭痛等認められず、14級神経症状の後遺障害も事故との因果関係は認められないと否認した ⑤27歳男子の7級請求RSDは認めず12級6号認定し、左上腕の疼痛が精神疾患を再発させたと素因減額を否認して認定した ⑥右下腿切断、左膝部痛等併合5級後遺障害を残す49歳男子大工の逸失利益を労働能力79%喪失で認定した ⑦追突された47歳女子の外傷性胸郭出口症候群は肉眼では分からない極軽微な車両損傷が生じたのみで何らかの受傷をしたとは認められないと否認した ⑧右手骨折と長年のカメラマンの職業上の負担等で左手痛を12級13号認定し、15%の素因減額を適用した ⑨夜間の高速道路走行車線に横向き自損停止被告車に衝突の原告大型貨物車の過失を30%と認めた ⑩スポーツ用自転車で急ブレーキをかけ投げ出されて被告車と衝突の飲酒原告の過失を5割と認定した ⑪日没後、片側3㍍道路の横断歩道47㍍地点を右から横断81歳女子の過失を20%と認めた ⑫歩道中央から車道寄りを進行せず一時不停止の被告自転車の過失は重いとして歩道に飛び出した原告の過失を5%と認定した ⑬64歳女子の水泳中の死亡事故による傷害保険金請求はくも膜下出血が「外来の事故」によって生じたとは認められないとして請求を棄却した ⑭代表会社は4年前から休眠、年間80万円の保険料で14、15回保険事故での受領等からもベンツでの川転落死の偶然性を否認して傷害保険金請求を棄却した ⑮交友関係4人が相手のない保険金請求、3人は車検間近等原告車の盗難立証認められず請求棄却した