①制限速度走行であれば停止できた等12歳男子の渋滞車両間横断を重視すべきでないと男子の過失を15%と認定した ②事故の直後は出社していたが経時的に症状が悪化等から54歳男子の高次脳機能障害を否認し非器質性精神障害12級を認めた ③24歳男子大卒正社員入社7ヶ月の左膝靱帯損傷後の12級障害は筋力低下等からセンサス修正収入を基礎に15年間の労働能力喪失を認めた ④追突された42歳女子には体位の変化、ブラッドパッチ効果いずれもなく脳脊髄液減少症発症を否認、治療費も否認した ⑤61歳男子の膀胱直腸障害は事故「6ヶ月が経過」後の症状として後遺障害は「14級に相当」と認定した ⑥15.9㍍地点の対向渋滞車両の後方から転回被告車を避けて転倒、非接触自動二輪車の過失はないと認定した ⑦4.5㍍の道路に乗用車の半分近く進出は頭出しではないと9割、転倒衝突の自動二輪車1割の過失と認定した ⑧青横断A歩行者の左背後から内回り右折は大型車の「極めて著しい過失」として34歳主婦死亡で2,880万円の慰謝料を認めた ⑨通院の頻度等から56歳男子会社員の資格取得の講習費用を損害と認めた ⑩急ブレーキ、左膝挫創後の威迫行為によるとの精神疾患は仕事・ストレス・持病として本件事故との因果関係を否認した ⑪委託品含む古美術商ハイエースバン積載品損害を「仕入額の7割」等として認定した ⑫ロータスエリーゼ等保有する原告は3年4ヶ月に3度の飛び石被害で2度の保険金受領後も慎重さに欠け偶然性証明ないと保険金請求を棄却した ⑬高速道路走行中の飛び石等による車両損傷の保険金請求は事故発生の事実を具体的に特定して主張立証すべきとして請求棄却した ⑭3人以上の窃盗犯による原告宅での盗品はXの財布と車の鍵のみ物色なしで2車両盗難はXの故意として保険金請求を棄却した ⑮多数の損保等に多数契約、多数保険金受領で厳冬に初度登録11年余のノーマルタイヤ車に乗り換えての単独事故の保険金請求は偶然性を否認して請求棄却した ⑯自宅から462㍍地点の踏切にA乗用車進入での衝突死は「重大な過失」として、人身傷害保険等の請求を棄却した