①自賠責9級高次脳機能障害、同13級視力障害等の併合8級後遺障害を残し大学院に進学している20歳男子は転職が制限されるとして45%の労働能力喪失で逸失利益を認定した 2自賠責5級高次脳機能障害認定の72歳男子は運転して高速道路も利用できる等から9級高次脳機能障害と認定した ③2級高次脳機能障害主張の60歳代男子は3ヶ月後には病院内の階段を杖なし歩行等からびまん性軸索損傷及び中心性脊髄損傷を否認し自賠責同様併合14級認定した ④相対性瞳孔求心路障害認められる49歳男子の事故と視力障害との因果関係認め9級2号後遺障害認定した ⑤11級既存障害有する68歳男子の脊柱変形を8級認定し、本件事故と事故前の風呂場での転倒事故の寄与割合を1:1として後遺障害逸失利益を認定した ⑥自賠責12級8号認定の28歳男子は右膝等の可動域制限ない等から労働能力喪失を伴う後遺障害の残存を否認した ⑦82歳女子の受傷に関わりなく夫の要介護度は悪化として夫の介護費増加との因果関係を否認した ⑧休業していない生保ライフプランナーの休業損害を減収の事実から500万円認定した ⑨青矢印信号で右折した乗用車と衝突の直進原告自動二輪車に85%の過失を認めた ⑩左後方確認せず右ハンドル後に合図なく左折した被告乗用車に対し後続原告自動二輪車の過失を否認した ⑪被告バス接近時に車道に進入、並走後歩道に上る際に転倒した原告自転車の過失を90%と認めた ⑫被告自転車のショルダーバッグのひもがハンドルに引っかかり転倒した原告自転車はスマートフォンを持つ不安定な運転とし3割の過失を適用した ⑬信号無視でZ乗用車と衝突後、歩道に乗り上げ56歳男子に衝突の79歳男子乗用車運転者と同居の息子の運行供用者・監督義務責任を否認した ⑭先行車に衝突して全損状態のアウディに追突の普通貨物車には車両損害の賠償責任は生じないと認定した ⑮事故発生時刻、事故態様が原告供述以外になく、供述の信用性認め難いと保険金請求、不法行為責任を否認した