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  • 著者籠屋邦夫
  • 出版社日本経済新聞出版社
  • ISBN9784532323028
  • 発行2019年10月

スタンフォードで学んだ最強の意思決定 / メンバーの知恵を錬成する実践手法

スタンフォードで意思決定の技を学び、
マッキンゼーでその腕を磨いた著者が
「みんなの知恵」を束ねる手法を解説する。
日本企業は「意思決定が遅い」「決まったことが実行されない」と言われており、
このことがホワイトカラーの生産性低下につながっている。
著者の診立てによると、その原因は下記のとおりだ。
1「弱い個」病……些末な事象に難癖をつけて遅らせる「真面目だが真剣ではない症候群」
          「我が社は2年で売上げを2倍にする」などと、願望と意思決定をはき違えている「全能の神症候群」
2「衆知破壊」病……ポジションパワーによる恫喝も辞さない「ガバナンス違反」
           失敗したらどうするのか、ばかり指摘する「アイデアキラー」
3「意味不明」病……「確かに市場性はあるが、儲かるかどうか。結局は人なんだよね……」などと、どうとでもとれる
           もっともらしいことしか言わない「解釈困難」症候群
4「積み上がらない」病…1つ1つの指摘はごもっともだが、議論が前に進まない「揚げ足取り症候群」
           「そもそも、こうなんじゃないか」と突如議論をぶちこわす「ちゃぶ台返し症候群」
こうした症状を防ぎ、みんなの知恵を束ねて意思決定につなげる「衆知錬成の意思決定手法」を
解説するのが本書である。
◎衆知錬成の意思決定手法の7つのプロセス
プロセス1検討課題の明確化・共有化=ビジョンステートメント
プロセス2論点の洗い出しと意味合い抽出=フォースフィールド・ダイアグラム
プロセス3意思決定基本3要素の階層化=ディシジョン・ファクター・ヒエラルキー
プロセス4選択肢の設定と定性比較=ストラテジーテーブルと戦略テーマおよび「売り・瑕疵」
プロセス5収益測定方法、明確化と戦略の読み=インフルエンスダイアグラム作成と数字のアセスメント
プロセス6定量分析=ベースケース分析、感度分析、ディシジョンツリー分析と累積確率曲線
プロセス7収益以外の価値判断尺度も含めた全体判断=バリュートレードオフ

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