• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1906 2013.11.28

①同乗被告タクシーの側壁衝突での歯牙欠損、頸椎捻挫等に耐えて診療業務従事の45歳女子開業医の休業損害約859万円を認めた ②元夫の祖母Z所有の車両をYが持ち出し知人Wに運転させての事故は盗取された場合とは相当異なるとしてZに運行供用者責任を認めた ③自転車搭乗中の衝突で脳脊髄液減少症を発症したとする33歳女子には起立性頭痛認められず発症を否認した ④自賠責1級1号を残し約2年6ヶ月後に死亡の72歳男子の自賠責9級10号既存障害は死亡への寄与度を30%と認めた ⑤月15万円の収入の妻には40%、年金収入のみの母には15%として54歳男子死亡による扶養逸失利益を認定した ⑥自賠責併合7級後遺障害を残す26歳男子の8級右上腕骨偽関節の状況等からセンサス平均で労働能力56%喪失で逸失利益を認めた ⑦追突され8級脊柱運動障害主張の44歳バス運転手は配置転換との因果関係を否認し併合12級認定して3割の素因減額を適用した ⑧第1車線の停止車両で、点灯とほぼ同時転把の被告車の車線変更が予測できた第2車線走行の原告車の過失を25%認めた ⑨深夜の高速道路に必要性、相当性なく走行車線停車のY、Z乗用車の過失を各30%、衝突した後続X大型貨物車の過失を40%と認めた ⑩夜間、乗用車と出合頭衝突の原告自転車は気付かれるまで待機等25%の過失を適用した ⑪小走りの加害横断歩行者と第2車線進行中の非接触転倒被害原付自転車の過失を50%と認めた ⑫ハイヒールのヒールを固定させ、つま先だけでブレーキペダルを踏もうとしてアクセルペダルを踏み続け暴走、9歳女子を轢過死させた慰謝料を2,700万円認めた ⑬青色申告する自営業者の現実に発生した減収額で休業損害、申告額で逸失利益を認めた ⑭深夜の住宅街駐車場でのフォードマスタングのほぼ全周の傷では鳴らないアラームが鳴っていること、既存損傷等からも保険金支払義務を負わないと認定した ⑮車両保険金額35万円の乗用車全周の引っ掻き傷は第三者によって行われたとの立証は「全くもってなされていない」と保険金請求を棄却した

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