• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1884 2012.12.13

①夜間幅7㍍道路でハザード等不点灯で駐車の対向乗用車に衝突の被告は膝に置いた携帯電話操作等から100%過失を認めた ②高次脳機能障害を残す54歳男子は単独では健康と生命維持困難として2級1号、介護費は日額6,500円を認めた ③一時停止道路から時速50㌔㍍で進入車の回避は不可能と優先道路バスの過失を否認した ④遷延性意識障害を残す69歳男子の付添介護費、将来介護費を否認、妻固有慰謝料を2割の過失相殺せず400万円を認めた ⑤「組織侵襲部位に癒着」と当初から右肩痛訴える56歳男子に10級肩関節拘縮を認定した ⑥Y自動二輪車は衝突地点113㍍先に停車、損傷軽微等は受傷部位からもX原付自転車右折待機停車中として専らYの過失を認めた ⑦27歳男子高卒会社員の後遺障害逸失利益は比較的若年としてセンサス男女計学歴計平均を基礎収入と認定した ⑧外貌醜状は自賠責改正適用基準日に拘束されず新基準で判断するとしたが、1歳男子の醜状は非該当も後遺障害慰謝料を110万円認めた ⑨38歳男子に手術で改善とは言い切れない状態で症状固定、自賠責同様の9級後遺障害を認めた ⑩僧侶資格有する74歳男子の稼働死亡逸失利益はセンサス男女70歳以上で一家の支柱とはいい難く生活費50%控除で認定した ⑪道幅の狭まる地点で転倒した自動二輪車と衝突した被告乗用車は民法709条責任、自賠法3条責任を負わないと免責した ⑫あおり行為事案でも左端停車に反し運転席ドア開けていた原告車に1割の過失を認めた ⑬出合頭衝突の夫妻ともに障害を生じ易い疾患を有していた等で5%の素因減額を適用した ⑭全塗装を意図した損傷との「明確な意思に基づく行為」として駐車中のいたずら傷による保険金請求は不審な供述からも否認した ⑮83歳女子の自宅浴槽死には泡沫量多くなく溺死を否認して傷害保険金請求を棄却した ⑯放火計画の証言否認も高金利で770万円借入れての競売物件を取得転売先探しも窺われず、保険契約40日後出火等からも請求棄却した

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