①自発呼吸できない24歳男子の遷延性意識障害での将来介護費用等は25%の過失等から月額25万円の定期金賠償で認容した ②徘徊の看視・見守り・失禁の後始末等で妻67歳以降全てを職業介護人による介護の蓋然性等認められず73歳男子の余命分月額40万円の介護費を認定した ③平成11年の本件事故の12級での控訴審判決確定とは別の症状の本訴請求で前訴の既判力が及ばないが高次脳機能障害とは認められず本件事故との因果関係を否認した ④正面衝突された24歳男子に約8年後症状固定のPTSDを14級と認め多数の非該当障害等併合9級の労働能力を45%喪失と認めた ⑤軽微接触でも驚愕で膝をひねる可能性から自動二輪車に接触された乗用車同乗42歳男子に12級半月板損傷による16%労働能力喪失の逸失利益を認めた ⑥中心性頸髄損傷を負った66歳男子の経営アドバイザーの労働能力喪失率は8級45%後遺障害慰謝料は深刻さから1,000万円を認めた ⑦出合頭衝突の69歳女子には立位性頭痛、30日以内発症も否定的で7級4号低髄液圧症候群主張を14級9号神経障害と認定した ⑧追突された56歳女子には関節拘縮等なくRSDを否認し14級9号として10年間5%の労働能力喪失を認めた ⑨赤左折乗用車25%と青タクシー10%過失の衝突はY所属警察官がタクシーに気付かず乗用車に左折合図した過失を65%を認めた ⑩3級後遺障害事案で刑事責任は被告運転車不起訴も幹線道路で通りがかり歩行者等から原告歩行者信号青と認定した ⑪追突回避できたと思い走行継続のY大型貨物車と逃走したと考えてのX乗用車とのカーチェイス事故でXの危険行為の過失3割を認めた ⑫18歳女子後部席同乗者には速度の出し過ぎとハンドル操作ミスに結びつく行動はないと好意同乗減額の被告主張を否認した ⑬全損車両の買替時の諸費用は購入時必要とされる預りリサイクル預託金等認めETC手数料等を否認した ⑭被保険ベンツの海中転落は4日後の車検、9日後別のベンツ購入、下取りでは160万円を保険金額430万円等意図的転落として保険金請求を棄却した ⑮高速道路の追越車線停車は軽率ではあるが故意に近い無謀、反社会的とはいえないと傷害保険の重過失免責を否認し保険金支払いを認容した ⑯設置に関与していない製造者Yは注文主に引き渡し後10年経過で製造物責任法の除斥期間経過で責任は消滅と認定した