• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1893 2013.5.9

①34歳男子の自賠責5級認定高次脳機能障害を意識障害なく画像所見からも否認して14級神経症状と認定した ②右上肢麻痺等併合4級主張の20歳女子は10ヶ月後ジェットコースターに乗りに行く等からも後遺障害の残存を否認し4回のブラッドパッチは改善なく診断基準からも低髄液圧症候群の発症を否認した ③事故直後に意識はあったが健忘症状、法廷でも主語と動詞のみの供述等からも28歳男子に5級高次脳機能障害を認めた ④ドライブレコーダー等から被告の過失否認は慰謝料増額となりうるとして原告主張1級後遺障害2,800万円両親各500万円の慰謝料を認めた ⑤7級顔面醜状等併合6級後遺障害を残す17歳女子は比較的軽度で美容部員として稼働している等センサス女子同学歴全年齢平均の6年間12%労働能力喪失で逸失利益を認めた ⑥自賠責非該当も12級請求の脱毛は後遺障害慰謝料で考慮し、頭部外傷後の14級後遺障害で140万円の慰謝料を認めた ⑦30歳男子大卒上場会社員の死亡逸失利益を控え目にみても勤務会社モデル賃金取得可能とし定年後はセンサス男女計で認定した ⑧日額2万円余で請求の69歳男子カラオケ店経営者の休業損害は事故後の申告等とし所得税額等から日額7,131円と認定した ⑨曲り角から5.7㍍地点での被告自転車との衝突等から84歳男子視覚障害者の素因減額、被害者側の過失、過失相殺いずれも否認した ⑩衝突まで気付かない早回り右折被告車に対し急制動講じない青信号直進自動二輪車に不利益な過失評価はできないとした ⑪渋滞T字路交差点を右折進入被告車と衝突の直進原告自動二輪車は反対車線走行等で4割の過失を認めた ⑫歩道内での先行原告自転車と後行被告自転車の衝突は「ふらつきの可能性」等原告の過失8割と認めた ⑬原付自転車運転中の衝突・死亡にヘルメット不装着は関係していないと過失相殺の被告主張を否認した ⑭従業員受傷による外注費損害は帰社途中の事故等「直接の被害者に類する」と原告会社の損害を認めた ⑮駅前コンコースの点状ブロックに誘導される人の流れを横切る80歳女子側に「注意義務があった」と衝突男子歩行者の不法行為責任を否認した

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