• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2001 2017.11.9

①高次脳機能障害、膀胱直腸障害等から1級1号後遺障害を残す58歳女子の将来介護費を年額220代女子の9級主張脳脊髄液減少症は起立性頭痛なく診断基準からも発症を否認し事故と因果関係のある治療費を約4ヶ月と認定した ③約6年半前の事故で12級右膝疼痛を残す41歳男子の本件事故での9級主張の右膝痛、うつ病及びPTSDの発症を否認し後遺障害の残存を否認した ④8ヶ月前の事故により2ヶ月前に併合14級9号後遺障害認定を受けた58歳女子の本件逆突事故での後遺障害の残存を否認した ⑤右股関節痛等併合12級後遺障害を残す事故時無職の30歳男子の休業損害を否認し休職前収入を基礎に10年間14%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認定した ⑥先行者に続き横断歩道を小走り横断中の7歳女子原告に衝突した被告貨物車は速度超過で減速しなかった等の著しい過失から原告の過失を否認した ⑦交差点での出合頭衝突で高齢者運転の被告自動車の著しい過失を否認し原告自転車に10%の過失を認めた ⑧左折専用車線から合図なく車線変更して被告乗用車と衝突した原告乗用車の過失を認め被告乗用車に自賠法3条免責を認定した ⑨被告設置の車止めに衝突の原告自転車は歩道を徐行せず前方不注視等が事故原因と被告に瑕疵はないとして国賠法責任を否認した ⑩弁護士費用特約に基づくXの保険金請求は保険金請求権者が弁護士費用等を支出したことが保険金請求権の要件であるとしてXに支出は認められず請求を棄却した ⑪施術受けず受付簿に名前記載のみのD接骨院来院はDと通謀し保険金受領のためとして受傷を否認し保険金請求を棄却した ⑫停止後発進のY乗用車に接触されたとのX主張の事故態様は供述に信用性乏しく作為的と否認し、事故の発生自体を認められないとした ⑬台風の中を他者から預かったベンツでの見回り行為は不自然で川への転落には疑問等があり、事故発生の事実について立証されていないと保険金請求を棄却した ⑭自損事故による運転者限定特約を付す車両保険金等の請求は血痕のDNA鑑定等からも限定された運転者とは認められず事故の外形的事実の立証がないと請求を棄却した ⑮原告所有の旅館業等営む建物焼損による保険金請求は経営状況厳しく多額の保険金利得の動機からも原告らの放火と認定し保険金請求を棄却した

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