• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1994 2017.7.27

①右を向いて左折してきた被告車に衝突された72歳横断歩行者に5%の過失を認め、1級遷延性意識障害を12級既存障害の加重障害と認定した ②自転車に衝突され転倒して5級左下肢CRPS等の併合2級後遺障害主張の78歳女子に左股関節機能障害の12級7号を認めた ③初診は第1事故の8日後で10ヶ月後の第2事故の診察は14日後等からも本件事故によるTFCC損傷を否認し共済金請求を棄却した ④追突され自賠責14級認定を受ける男子の後遺障害は既往症の可能性否定できず、症状異常の訴えには疑義があると後遺障害の残存を否認した ⑤運転席窓から出していた原告右肘等に被告乗用車の接触は16日間休業の症状と認定した ⑥ドアミラー同士が接触した30歳男子の受傷は事故回避のハンドル操作が身体に大きな負荷をかけたとは認められない等から事故との因果関係を否認した ⑦幅5.3㍍道路で対向車と離合時に道路中央を越えて被告車の進路前方に進入した原告原付自転車との衝突を回避は不可能として被告普通貨物車の自賠法3条免責を認めた ⑧路外左折中に後行の被告原付自転車に衝突された原告貨物車には左側に寄せなかった過失と事故との因果関係認められず被告の全部過失を認定した ⑨後遺障害の残存なく、示談額は少額とはいえないと示談の効力を認め、請求を棄却した ⑩一時登録抹消中車両に仮ナンバーを付けての試乗中の事故は他車運転補償特約の自家用8車種に該当しないと保険金請求を棄却した ⑪被保険者事故で被害者にレンタカーを貸出した業者からの甲損保への支払請求は、約款上支払義務はなく、不法行為等は認められないと請求を棄却した ⑫車検切れ2ヶ月経過を認識し、ブレーキ踏まずハンドル操作のみで池への転落は不自然等、原告作出の故意事故として保険金請求を棄却した ⑬初度登録9年のベンツに消火剤散布事故での保険金請求は1年半前にも傷つけられての保険金受領、車両保険金額減額1ヶ月前等から、原告らの故意事故として請求棄却した ⑭必要性乏しいXペンションの火災は鑑定意見書等から放火と認定し、保険契約半年後に突如発生は直前に灯油の運び込み等からもXの故意と認定した

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