• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1985 2017.3.9

①追突された20歳代男子主張の5級低髄液圧症候群の発症は起立性頭痛認められず、5回目以降のブラッドパッチでは改善ない等から発症を否認し、後遺障害の残存も否認した ②26歳女子の自賠責5級認定高次脳機能障害は事故後婚姻、育児や家事に従事し、意思疎通能力には問題がない等から7級認定した ③61歳自営調理師男子の9級左耳難聴は高度難聴までに改善しているとして逸失利益を労働能力喪失率35%の7割で認めた ④43歳男子の中心性頸髄損傷は異常所見認められず14級認定した ⑤71歳男子運転手は日常生活動作にも問題なく医学的には仕事を制限する必要はない等から労働能力喪失を入院中100%、退院後は8級後遺障害との中間値の労働能力喪失率で休業損害を認めた ⑥1級四肢麻痺を残す60歳女子の後遺障害慰謝料3,000万円認め、夫に近親者慰謝料600万円認定した ⑦居眠り運転の大型貨物車に衝突され、死亡した高速道路路肩で応急修理作業中のAの過失を否認した ⑧乗客搭乗中タクシーに追突された片側1車線道路半分以上はみ出し停車普通貨物車に1割の過失を認めた ⑨合図から進路変更まで1秒に満たないことから、後続原告自動二輪車には回避不能として過失を否認した ⑩車線変更Y車に衝突されたX冷凍車に回避可能性がなかったとはいえないとして10%の過失を認めた ⑪凍結路面で車線変更し制御不能となり、被告車線に進入したことによる衝突と認めて原告の過失を7割と認定した ⑫36歳男子自転車が凍結路面で転倒を77㍍後方で発見可能として被告の過失を8割と認定した ⑬被告乗用車を認めていて発進した65歳女子原告自転車の過失を4割と認定した ⑭3級高次脳機能障害等を残し甲損保から父親口座へ保険金が送金された40歳代男子Xは事理弁識能力にかけ、父親が代理人に相当するとしてXの請求を棄却した ⑮停止後発進の被告乗用車に接触されたとの原告主張の事故態様は認められず、受傷・物的損害の発生も否認し請求を棄却した ⑯施錠されたX建物の事務所内に灯油を散布しての火災はX関係者の放火により発生した火災として保険金請求を棄却した

>> 続きを表示