• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1998 2017.9.28

①右大腿切断等から自賠責併合3級認定を受ける64歳男子の将来付添看護費及び後遺障害逸失利益をいずれも否認した ②7歳女子の9級16号顔面線状痕は労働能力に影響しないと後遺障害逸失利益を否認し慰謝料870万円を認定した ③33歳女子電話オペレーターの12級14号顔面線状痕の後遺障害逸失利益を否認し傷害・後遺障害慰謝料450万円を認めた ④自賠責12級7号右膝関節機能障害を残し復職している24歳男子会社員の後遺障害逸失利益を10年間14%、以降5%の労働能力喪失で認めた ⑤14級7号後遺障害を残し外勤勤務に支障をきたす26歳男子金融機関勤務の後遺障害逸失利益を67歳まで5%の労働能力喪失で認めた ⑥31歳男子柔道整復師の左手指神経障害等併合14級後遺障害の逸失利益を7年間7%の労働能力喪失で認定した ⑦追突された37歳女子のPTSD主張は診断基準を満たすか疑問があり、賠償分野は法的独自の解釈で判断すべき等からも後遺障害の残存を含め否認した ⑧22歳男子の1年5ヶ月後の腰椎後方椎体間固定術と事故との因果関係を認め11級後遺障害を認定し事故前の腰椎椎間板変性から5割の寄与度減額を適用した ⑨20歳代女子産前休暇中の妊婦の休業損害を専業主婦としてセンサス女性全年齢平均を基礎収入に受診日は70%、出産までは30%、以降は20%の労働能力制限で認定した ⑩原付自転車運転中の21歳女子Aは携帯電話使用、赤信号交差点進入等で被告乗用車は30㌔㍍速度超過等からAに8割の過失を認めた ⑪黄信号で停止の原告個人タクシーに被告乗用車追突は被告の追突を予測し賠償金目的で故意に招いたとして請求を棄却した ⑫歩道タイルに乗上て凍結防止ロードヒーティング等の故障は被告車が発生させたとの蓋然性を認められず経年劣化等から故障との因果関係を否認して請求を棄却した ⑬路側帯に放置された木材によっての原付自転車転倒死亡事故は巡視後に放置されたものとしてY市の道路管理瑕疵を否認した ⑭全13件の交通事故で多額の保険金受領歴のある原告主張の人身事故は加害者Yとの通謀により招致されたと否認し、その約5ヶ月後の接触事故は事故の発生は認められないと請求を棄却した

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