20世紀の最もアクチュアルな思想家、抜群の感受性と批評精神をあわせもつ文学者、繊細なきらめきに満ちた散文の書き手…。いま最も注目をあつめるヴァルター・ベンヤミンの多岐にわたる仕事のなかから、「翻訳者の課題」「認識批判的序説」「一方通交路」「ベルリンの幼年時代」など、ベルリン時代の主要な諸篇を収めた。