女医者千鶴の助手をしているお道の幼馴染み・おふみが、許嫁の松吉にわけも告げず、吉原に身を売った。真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが…。医学館の教授方だった父・桂東湖の遺志を継いで医学の道を志した千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シリーズ第四弾。