都市化、商品化の大波に洗われた山村は、自給生産体系の基盤を喪失し崩壊の危機に瀕している。にもかかわらず、生産性を欠いた地方見直し論がおうこうする。 山梨県の一山村の変容を刻明に記録することをとおして無価値化された地域復元の手立てを探る。