近くの書店で在庫を調べる
  • Author夏川草介
  • PublisherKADOKAWA
  • ISBN9784041084229
  • Publish Date2019年11月

勿忘草の咲く町で / 安曇野診療記

看護師の月岡美琴は松本市郊外にある梓川病院に勤めて3年目になる。この小規模病院は、高齢の患者が多い。 特に内科病棟は、半ば高齢者の介護施設のような状態だった。その内科へ、外科での研修期間を終えた研修医・桂正太郎がやってきた。くたびれた風貌、実家が花屋で花に詳しい──どこかつかみどころがないその研修医は、しかし患者に対して真摯に向き合い、まだ不慣れながらも懸命に診療をこなしていた。ある日、美琴は桂と共に、膵癌を患っていた長坂さんを看取る。妻子を遺して亡くなった長坂さんを思い「神様というのは、ひどいものです」と静かに気持ちを吐露する桂。一方で、誤嚥性肺炎で入院している88歳の新村さんの生きる姿に希望も見出す。患者の数だけある生と死の在り方に悩みながらも、まっすぐに歩みを進める2人。きれいごとでは済まされない、高齢者医療の現実を描き出した、感動の医療小説!

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 最期はひとり / 80歳からの人生のやめどき
  • 長いお別れ
  • まんがで楽しむ能の名曲七〇番
  • ホ・オポノポノライフ / ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる
  • きのう何食べた? 23
  • 俺たちの箱根駅伝 下
  • きのう何食べた?~シロさんの簡単レシピ~ / 公式ガイド&レシピ
  • きのう何食べた?~シロさんの簡単レシピ~ 2 / 公式ガイド&レシピ
  • 定食屋「雑」
  • 書店主フィクリーのものがたり