①62歳男子主張の9級高次脳機能障害は厚労省診断基準からも9級と認定し同脊髄損傷との併合8級後遺障害を認めた ②労災5級認定を受け自賠責3級主張する31歳女子の高次脳機能障害はある程度回復後に症状が大幅悪化等から事故との因果関係を否認、請求を棄却した ③47歳女子の7級主張CRPSはいずれの診断基準を用いたとしても該当すると認めることはできないと否認した ④追突された75歳男子の治療期間遷延は既往症の腰部脊柱管狭窄症等の進行が相当程度影響していたと5割の素因減額を適用した ⑤自賠責10級認定の52歳男子の左肩関節機能障害は可動域等から12級6号認定し、非接触転倒の原付自転車に25%の過失相殺を適用した ⑥左折車線内で被告セミトレーラ右前から2番目タイヤ横付近に停止し、左折又は直進しようとした二輪車の過失を4割と認めた ⑦61歳女子自転車の青信号横断も著しい斜め横断として2割の過失を認めた ⑧夜間の丁字路交差点での衝突でライトを装備していなかった等から原告自転車に30%の過失を認めた ⑨相当な注意を払っていれば被告車の変形交差点赤進入が認識可能であったとして青矢印右折原告乗用車の過失を1割と認定した ⑩時速20㌔㍍制限道路で窪みにはまり損傷した原告車の運転者の過失を否認し、道路管理者に修理費等140万円余の賠償を認めた ⑪17歳男子運転の自動車横転事故は所有者母親の運転の承諾があったとは認められない等から無保険車傷害条項に基づく保険金支払義務は免責されると認定した ⑫名義人からの車両使用の承諾を得て無い等、借用自動車に該当しないとしてドライバー保険金の支払い請求を棄却した ⑬30歳男子総合格闘家の自宅・ジム内での練習中の受傷は不慮の事故に当たらないと共済金請求を棄却した ⑭実質的保険契約者は母Zと認定し築40年超X名義の住宅火災は経済的利益のあるZが灯油を用いての故意放火と認定した