朝日新聞『折々のことば』でおなじみの哲学者・鷲田清一が、大阪大学・京都市立芸術大学の入学・卒業式で、新しい世界に旅立つ現代の若者たちへ贈った言葉、8年間分を収録。「式辞にどんな言葉を送ったらいいかは年中考えていますね」(「コトカレ」インタビューより)新入生や新社会人など、不安と希望の入り混じった若い人たちの人生の門出に投げかけられた言葉はそのまま、私たち現代人が直面する仕事や人生の悩みに寄り添い、背中を押してくれる人生の哲学となって心に響きます。