ジョゼ・ルイス・ペイショット、ドゥルセ・マリア・カルドーゾ、リカルド・アドルフォ、ジョルジュ・デ・セナなど重鎮から新鋭まで、ポルトガル現代文学の魅力を存分に示す12人の作家たちによる珠玉の掌篇集。本書に訳出されているのは、いずれもポルトガルの現代のフィクションの傾向をよく表す、価値ある豊かな作品である。選ばれた作家たちに祝福の言葉を贈りたい。そして、これから本書を読む日本の読者にも。これらの美しい短篇を発見する特権はあなたの手にある。ールイ・ズィンク