日本にはじめて「麻婆豆腐」をもたらした、"中華料理の神様"陳建民。香港から来た彼を愛し励まし、成功への架け橋をともに築いたのが、日本人の妻・洋子だった。反対された結婚、店を転々とする日々、四川飯店の開業、"中華の鉄人"息子・建一の成長、建民の別離した家族との出会い-波乱と愛情と笑顔に満ちた女性の生涯を描く一代記。