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  • 著者高中正彦 安藤知史
  • 出版社弘文堂
  • ISBN9784335313851
  • 発行2019年12月

破産再生のチェックポイント

倒産事件で「検討すべき問題点」を把握するための最初の1冊!
 倒産事件において検討すべき問題点は、実体法・手続法上の問題にとどまらず、実務における制度運用の確認や、債務者の特性・債権債務の状況に応じた対応など多岐にわたります。しかも事案によって様々なバリエーションがあるため、経験が浅い弁護士にとっては、そもそも「検討すべき問題点が何か」ということを把握すること自体が容易ではないことも多いといえます。
 本書では、既刊の「実務の技法シリーズ」と同様に、Caseで具体的な事例を設定して、それらの事例に関して確認・検討すべき事項に関するCheck Listを設けるとともに、Caseに対する端的なAnswerを示すことなどにより、実際に倒産事件に直面した際に検討すべき問題点の概要を効率よく把握できるような構成としています。そのうえで解説を一読すれば、事件処理に必要な最低限の知識は得られるようにもなっています。「ノボル弁護士」と「兄弁・姉弁」との会話も、事案に対する分析・検討の仕方や陥りやすいミスなどを知る上で参考になるでしょう。
 さらに、破産・民事再生以外にも知っておくべき手続(特別清算・特定調停・私的整理)についても章を設けたり、類書に比べて弁護士倫理上の議論に多く言及したりするなど、実践的な構成にしています。

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