• 著者SDレビュー事務局
  • 出版社鹿島出版会
  • ISBN9784306046764
  • 発行2019年12月

SD 2019

特集1・SDレビュー2019入選16作品を審査員の講評とともに紹介/特集2・平成に日本の都市部~郊外で起こったアーバニズムを振り返る。
■特集1■SDレビュー2019受賞作の発表と入選作品の審査評 
審査員:古谷誠章/江尻憲泰/赤松佳珠子/平田晃久 
入選16作品:秋吉浩気/アレクサンドラ・コヴァレヴァ+佐藤敬/出江潤+浅野大輔+大森敞彦/稲垣淳哉+佐野哲史+永井拓生+堀英祐+山田宮土理+中村航/井上岳+棗田久美子+赤塚健/魚谷剛紀+加賀隆徳+鈴木將也/大野宏/勝又洋+涌井匠+廣澤克典+松岡弘樹/隈翔平+エルサ・エスコベド/駒井貞治/小松一平/齋藤直紀+大村高広/畠山鉄生+吉野太基/馬場隆介+青山倫大/平瀬有人+平瀬祐子/六角鬼丈+六角美瑠+松原正佳+藤本絵里子+金田充弘+秋田亮平+眞船峻+呂亜輝+栗脇剛+吉田将一朗+鶴田航+塩崎拓馬+森下葵+陸暢
審査員による作品講評/鹿島賞・朝倉賞・SD賞・奨励賞受賞作品の発表/展評・土居義岳/京都展レビュー/SDレビュー2019データ(得票のあった作品受付番号発表、ほか) 
■特集2■平成アーバニズム 
饗庭伸+太田浩史+中島直人+武田重昭+近森高明+田中大介+杉崎和久+鈴木貴宇
都市計画、都市デザイン、まちづくりの手法を「アーバニズム」と呼ぶとすると、それは時代の中で絶えず進化を続け、現在の都市はそれぞれのアーバニズムによってつくられた都市空間が積み重なってかたちづくられたものである。
平成期の都市空間と聞くと、ウォーターフロントの開発、タワーマンションの群れ、ロードサイドのショッピングモール、といった大規模なものが真っ先に思い浮ぶかもしれないが、実は多くの歴史的町並みの整備が進んだのも平成期であるし、空き店舗や空き家をリノベーションによって再生して面的な広がりをつくりだしたのも平成期である。
本特集では都市を実際に訪問し、そこを素材とした議論を重ねて平成期の変化を読み解いていった。訪問先の都市に合わせて、大阪、船橋、奈良、下関、長野の順で読み解きを重ねていく。また最後に、それぞれが異なるかたちで経験した災害都市についての読み解きを特別セッションとして加えた。なお、東京を外したのは意図的である。執筆メンバーは建築、都市計画、社会学、文学、都市政策学を専門としており、それぞれの視点から平成アーバニズムが説明されていく。
■TOPICS■
完成作品レビュー:武田清明「6つの小さな離れの家」(SDレビュー2018鹿島賞)評・石川翔一/坂牛卓「運動と風景」(SDレビュー2017 SD賞)評・千葉学
展覧会レビュー:「磯崎新の謎」評・水谷元/「HILLSIDE TERRACE 1969-2019―アーバンヴィレッジ代官山のすべて―」評・高橋真奈美
書評:難波和彦/山崎亮/桑原史成

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