いま「町の本屋」が消えていっている。本が売れないから、というのは理由のひとつでしかない。そこには、「売りたい本が来ないから」という理由がある。「いらない本が送りつけられるから」という理由もある。どういうことだろうかーー創業70周年を迎えた大阪・谷六のわずか13坪の本屋「隆祥館書店」からいまの出版業界はどう見えるのか?ジャーナリスト木村元彦が、町の本屋の「闘い」を丹念に描きだす。
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