1992年にイギリスで始まり世界に広がる「ブックスタート」。赤ちゃんと保護者に、絵本をひらく「体験」と「絵本」を贈るこの活動を発案したのが、ウェンディ・クーリングさんです。 2016年7月、NPOブックスタートでは初めてクーリングさんを日本にお招きし、講演会を開催しました。 本書はその講演と、続いて行われた佐々木宏子さん(鳴門教育大学名誉教授)との対談をまとめたものです。ブックスタートの始まりの話や、読書において子どもの個性を尊重する大切さ、赤ちゃんと絵本をひらく意味などについて、豊富な経験を交えてお話くださいました。