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  • 著者長嶋有
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784122068131
  • 発行2019年12月

三の隣は五号室

傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。
病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。
――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。
驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。
今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。
優しく心を揺さぶる著者最高作。
谷崎潤一郎賞を受賞した、アパート小説の金字塔。
〈解説〉村田沙耶香

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