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  • 著者ジョナサン・ドローリ ルシール・クレール 三枝小夜子
  • 出版社柏書房
  • ISBN9784760151905
  • 発行2019年12月

世界の樹木をめぐる80の物語

世界の国々において、その土地ゆかりの大切にされている樹木を80種選び、その樹木の科学、歴史、文化、民間伝承を織り交ぜ、その木にまつわる奇妙で魅力的な話を、世界を一周しつつ多数の美しいイラストともに楽しむ心癒やされる一冊。
 原書のタイトルはヴェルヌの『八十日間世界一周(Around the World in 80 Days)』にちなんでAround the World in 80 Treesとなっており、樹木を追いかけて世界を東回りで一周する旅物語風にまとまられている。
 メイプルシロップからアスピリンといった樹木が生み出す成分と私たちの生活の関係、木々の生き残りをかけた巧妙な戦略や過剰な伐採による存続の問題、さまざまな国とそこで大切にされる樹木と人間の関係、樹木の利用法や技術革新とともに代用品が生みだされて価値を失うようすまで、たんなる観賞用にとどまらず樹木の隠れた魅力を語り尽くしていく。
科学、歴史、文化、そして民間伝承の華麗な組み合わせ。この興味深く魅力的な本は、地球を一周する中で、人々と木々の関係を探求していく。穏やかながら情熱的な記述は、幅広い知識と興味深さと楽しさをもたらす。ほとんどのページにアーティストのルシール・クレールによるカラーイラストが描かれており、息を呑むばかりだ。――フォーブス
本を構成する短いエッセイは、植物学および文化的な情報がたっぷり詰め込まれ、見た目にも楽しくしている。一般の植物愛好家、趣味の植物学者、さらに経験豊富な専門家にとっても、読む価値があります。――アメリカンフォレスト(非営利保護団体)
これは美しいイラストで描かれた完璧な植物学本です。木を愛するすべての人にとって必読本です。
――キュー王立植物園、トニー・カークハム
私は生涯木を愛してきました。世界中で、彼らがどうやって人々に霊感を与えてきたかを学ぶことは興味深く、そして彼らが果たす重要な役割を理解することは、私たちの生活にとどまらず、人生にとっても魅力的です。――デイム・ジュディ・デンチ(女優)
「私たちを形作るのに役立った木について、新しいアイデアと素晴らしい話でいっぱいです。私はこの面白くて学識のある世界旅行を愛しました。」――The Woodland Trust(森林地帯保護団体)チーフエグゼクティブ、ベッカシー・スペイト
この本は、私達の文化や環境、食事、精神的な幸福にとって木の重要性を説いています。魅力的なイラストを伴った芸術作品でもある科学的作品となっています。――英国植物検疫責任者、ニコラ・スペンス教授

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