誰もが見ていて,見えている日常から,覆いがはがされ,詩という新しい表現が詩人に訪れる瞬間.詩人は詩をどのように読み,文字を観て,何を感じるのか.美しい日本語で語られた,フィクションとも思われる豊かな経験.単行本に三篇を加え待望の文庫化.解説,片岡義男.