• 著者柿沼敏江
  • 出版社音楽之友社
  • ISBN9784276132054
  • 発行2020年2月

〈無調〉の誕生 / ドミナントなき時代の音楽のゆくえ

「現代音楽」とセットで語られることの多い「無調」は実在したのか? 「無調」という言葉に作曲家や音楽評論家は何を託そうとしたのか? 古典的な調性システムから離れた音楽は、時間軸をどこに求めたのか? 「調性の崩壊」という言葉でくくられがちな20世紀以降の音楽に本当は何が起こったのか? 音の縦の関係性、すなわちピッチと和声、音階や旋法に関連する問題を中心に、音楽史の再考を迫る画期的な論考。書き下ろし。「調性がなく、ひたすら難解で、聴くと頭が痛くなる音楽が現代音楽だ」と思い込んでいる人にこそお勧めです!

>> 続きを表示
    •  
    • この本が読めるところ
    • 借りた人・借りている人