1955年に飛んだ全長23センチの日本初の「ペンシルロケット」から、度重なる失敗を乗り越えて、1970年に人工衛星「おおすみ」を打ち上げるまでの、言わば、ロケット創世の時代を、宇宙への情熱を燃やす若き科学者・技術者たちの証言を中心に描く。また、現在のH‐2ロケットに至るまでの日本の宇宙開発と、今後の展望についても言及していく。