• 著者宮下潤也
  • 出版社大福書林
  • ISBN9784908465109
  • 発行2019年12月

看板建築図鑑 / Japanese Signboard Architecture Illustrated

銀行みたいな銭湯? 正面から見ると洋風なのに、横から見ると木造建築という、「看板」をつけたような不思議な建築を、見たことがありませんか。
本書は、昭和初期頃に建てられた日本全国約60点の看板建築を美しい立面図として描き起こし、詳細な解説を加えたイラスト図鑑。
防火の目的から生まれた銅板やモルタルの装飾ですが、いわゆる「建築家」ではない人々が見よう見まねでつくったこれらの建築には、「古典的な規則に沿っていない、独創的で、自由で、なにより人々の熱意が息づいている」と、平成生まれ・一級建築士の著者は惹かれていき、次々に失われていくファサードを描いて記録しようと思い立ちました。独特な表情を持つ看板建築には、今ではなかなか見られない職人の高度な技術があります。
「建物を建てるためには、まず設計図を描き、設計図を元に施工する。対して、実際の建物から立面を描くというのはこのプロセスを遡行する行為であり、設計者との対話ともいえる。漫然と眺めていた部分が、自分で手を動かして描くことによって、意図を持ったものとして立ち現れてくる」(本文より)

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 銀河鉄道の夜
  • 星の本
  • 芹沢銈介作品集一 (全6冊)
  • チェゲバラ 人生の情熱
  • 山賊ダイアリー 2
  • 山賊ダイアリー 1
  • おとがながれるてあそびうたえほん
  • はらぺこあおむし 改訂
  • 日本妖怪大全 1
  • 星の本