ある日、突然目の前に現れる、うごめく虫たち。一刻の猶予も許されない事態、虫は放置すれば増えつづける…。横浜の「虫探偵」と称される著者が、半世紀におよぶ現場のなかから、特に思い出深い事件を選りすぐり、発生源の特定にいたる過程から、功を奏した予防策まで、余すところなく開陳する。本邦初!ミステリ仕立ての害虫ドラマ。はたして悪いのは虫か、人間か―。