アメリカ・アイオワ大学に世界各国から約30名の作家や詩人たちが集まり毎年行われる約10週間の滞在プログラム「インターナショナル・ライティング・プログラム(IWP)」。そこに参加した小説家・滝口悠生が綴った日記本。お互いをほとんど知らないまま集まった各国の作家たちが、慣れない言語や文化の違いに戸惑いながら、少しづつ変化していく関係性の機微を書き留める。『新潮』連載「アイオワ日記」を改題。大幅な加筆修正とともに複数の媒体で掲載された関連原稿も集約しました。