背表紙を棚から5ミリ出すのにも、平台の左端に一番売れる本を置くのにもすべて道理がありました。これまでマニュアル化不可能、口承・口伝、見て盗ぬ、あるいは独学で行なわれてきた書店員の多岐にわたる仕事をはじめて具体的・理論的に語られます。
取引や流通のことから、売り場作り、平積みの仕方、平台の考え方、掃除やPOPの付け方にいたるまで、1冊でも多くの本を売るための技術と考察が詰まってます。
また補講として書店員なら知っておくと便利な知識も収録。本を売る人だけでなく、買う人も楽しめる、本屋さんの面白さと書店員の仕事の奥深さの詰まった一冊。