• Author佐宗邦威
  • Publisher日経BP
  • ISBN9784296103843
  • Publish Date2019年12月

ひとりの妄想で未来は変わる / VISION DRIVEN INNOVATION

■ベストセラー『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』著者の最新作
■地図なき時代を仲間と切り拓くイノベーション実践36の智慧
■イノベーターは出世コースではなく、組織の辺境にいる!
「いままでのやり方を踏襲していても、未来はないような気がする。経営層や上司は答えをもっていないまま変革やイノベーションの号令を出しているが、実際に現場で行っている施策は小手先の変化としか思えない。本当は、根本的に新たなモデルをつくらないといけないのではないか」
いま、日本の企業においても社会においても、旧来のインフラやシステムの限界が露呈し、イノベーションが求められている。だが、そのイノベーション活動のなかには、ゾンビのような生きていない活動も多い。世の中を変える取り組みは、妄想をもったひとりの人が仲間を集め、新たな文化をつくる場と、そこで生まれてきた意志によって創造を繰り返していく創造の生態系をつくることで持続可能になる。つまり、人、場、意志、創造という“創造のエッセンス”が不可欠だ。
また、イノベーション活動は破壊的創造だけではなく、新たなモデルを既存の組織や仕組みに接木(つぎき)していくことが必要になってくる。ここで壁になるのが、既存の仕組みを回す管理と、新規の仕組みをつくる創造のOSの違いだ。既存の組織の本質は「生産性の最大化を目指す」ものであるのに対し、これから求められる組織とは、「知識創造の最大化を目指す」ものである。
この違いを理解し、ふたつの世界の橋渡しをする“革新の智慧”をイノベーション活動のなかに埋め込むことが重要になる。一人ひとりが発信したビジョンがやがてヒト・モノ・カネ・智慧を呼び込み、生態系のような環境から新しいアイデアが次々と生まれる──そんな「創造する組織」の経営モデルへ、どのように変わっていけばいいのだろうか。
イノベーターの旅は、最初はひとりの妄想から始まり、新たな事業や会社のモデルをつくり、最終的には新たなモデルを社会実装するための経営モデルに進化させていくことになる。著者は共創型戦略デザインファーム「BIOTOPE」を創業し、さまざまな分野のイノベーション活動を支援してきた。その経験から得た、ひとりの妄想から始めて未来を変えていく“VISION DRIVEN INNOVATION”についての現場での実践知を、「36の智慧」としてまとめたのが本書だ。
【推薦の言葉】
「この本は、日本的な組織でビジョンを
 アクションにつなげるための現場の実践知だ。」
──野中郁次郎氏 一橋大学名誉教授
「いま日本中の大企業で変革を本当に起こしている
 張本人による、これは最高のイノベーションの手引書だ!」
──入山章栄氏 早稲田大学ビジネススクール教授

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • プロダクトマネージャーになりたい人のための本 / エンジニアからプロジェクトマネージャー・事業企画・経営コンサルタント・デザイナー・現役PMまで
  • 新規事業を成功させるPMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書 / 良い市場を見つけ、ニーズを満たす製品・サービスで勝ち続ける
  • “未”顧客理解 なぜ、「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?
  • 現代思想入門
  • マッピング思考 / 人には見えていないことが見えてくる「メタ論理トレーニング」
  • ファンダメンタルズ×テクニカルマーケティング / Webマーケティングの成果を最大化する83の方法
  • 佐久間宣行のずるい仕事術 / 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた
  • 超★営業思考 / 「あなたから買いたい」と言われる
  • 数値化の鬼 / 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法
  • 貧乏人の経済学 / もういちど貧困問題を根っこから考える

Presented by