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  • 著者光原百合
  • 出版社東京創元社
  • ISBN9784488432027
  • 発行2006年6月

時計を忘れて森へいこう

同級生の謎めいた言葉に翻弄され、担任教師の不可解な態度に胸を痛める翠は、憂いを抱えて清海の森を訪れる。さわやかな風が渡るここには、心の機微を自然のままに見て取る森の護り人が住んでいる。一連の話を材料にその人が丁寧に織りあげた物語を聞いていると、頭上の黒雲にくっきり切れ目が入ったように感じられた。その向こうには、哀しくなるほど美しい青空が覗いていた……。ミステリ作家・光原百合のデビューを飾った心やさしい物語。著者あとがき=光原百合/解説=石黒達昌

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