本書では、文字コードの国際化の歴史を概観しつつ、まず文字コードとは何であるかについて、コンピュータ上での日常的な文字処理に基づき、だれにでもわかると同時に理論的な基礎のしっかりした操作的定義を与える。これにより、いたずらに観念的、比較文化論的なディペートに陥ることなくユニコードの問題点を明らかにした。