• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2051 2019.12.12

①22歳男子の自賠責5級2号認定高次脳機能障害を意思疎通能力や社会行動能力は保たれていると7級4号認定した ②頸髄損傷から自賠責9級10号認定の52歳女子の後遺障害を経年性変化等から頸髄損傷を否認して14級9号認定した ③永住資格有する11歳女子の死亡逸失利益をセンサス全労働者学歴計全年齢平均を基礎収入に45%の生活費控除で認定した ④傷害を裏付ける明確な他覚的所見はなく車両の損傷状況も重大なものとは認められない等からX主張の傷害を否認し請求を棄却した ⑤63歳男子の右肘痛は事故4ヶ月経過後に治療開始から否認し左眼球運動障害による複視も事故との因果関係認められないとして後遺障害の残存を否認した ⑥信号待ち停止中のA車両が発進しAに抗議中のYが転倒して受傷は認められないとYに支払った治療費は支払う必要のない金員であったとして不当利得返還請求を認容した ⑦甲損保への施術費の請求はXが施術のためにZ接骨院に通院したことはなく、ZがXに施術をしたこともなかったとXらの甲損保に対する共同不法行為を認定した ⑧経済的全損の原告積載車の代車使用期間を139日間と認定した ⑨原告ベンツで走行中に出火し全損は自然発生の可能性相当低く供述の不自然性等からも原告の故意を推認し保険金請求を棄却した ⑩被保険車両フェラーリを縁石に衝突させた本件事故によりエンジンが損傷したとは認められないと保険金請求を棄却した ⑪原告自転車が衝突した路側帯に20㌢㍍はみ出した看板は社会通念上容認できる程度のものにとどまるとして看板設置者の不法行為責任を否認した ⑫除草作業の草刈機による飛び石で損傷したとする青空駐車中のX、V車両の損傷は形状及び部位等から飛び石によって生じたとは認められないと請求を否認した ⑬Xマンション敷地内の機械式駐車場から駐車中のZ車両落下による駐車装置の損壊はZの過失により生じたとは認められないとX管理組合の損害賠償請求を棄却した

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