日本は、激甚な紛争が起こりうる異種文明間の境界に位置しているため、今後の日本人にとって紛争や戦争はもはや他人事ではない。細分化されてきた従来の研究を「広義の軍事史」研究によって「人文学」のなかで新たに綜合する可能性を拓く。