一九二〇年、いまからちょうど百年前、その前後三十年くらいのあいだに、現在と地続きの、社会的・文化的セットがいっきにそろったように見える。その代表の一つ、さまざまな雑誌(大衆、市民、女性、子供)の言葉を読む。ついでに、辞書を、戦争言説も読んでみる。現代日本語は、ちょうどそのころ、いまから百年前に始まったのではないか?