弥生時代後期、紀元前一世紀の日本。久慈島(くじのしま)と呼ばれていた九州の、北部の里で平和に暮らしていた少年隼人は、他邦の急襲により里を燃やされ、家族と引き離される。奴隷にされた彼は、敵方の戦奴の少年で、鬼のように強い剣の腕を持つ鷹士に命を救われる。次第に距離を縮める中、久慈の十二神宝を巡る諸邦の争いに巻き込まれ、島の平和を取り戻すため、彼らは失われた神宝の探索へ……。運命の2人の、壮大な和製古代ファンタジー!